最新情報
- 12月02日・・・「大地」は守れるか?-「ダイコン1本からの革命」のウソ
- 11月16日・・・事業仕分け 役人たちも仕分けてしまえ!
- 11月07日・・・打つな危険!!新型インフルエンザ・ワクチン
- 10月31日・・・フェアトレード・タウンに潜む問題点
- 10月23日・・・大地を守る会「ベジタ」の中身を検証(09.10.9配送分)
「大地」は守れるか?-「ダイコン1本からの革命」のウソ
このブログ内で、ときどき大地を守る会関連の記事を書いている。いまや市民運動、社会的起業の代表的な成功例のように語られる「大地を守る会」。食の安全への関心の高まり、自然や環境といった分野への関心の高まりとともに、事業を順調に拡大しているように見える。マスコミに好意的に取り上げられることも多い。
マスコミに好意的に取り上げられたり、多くの消費者を獲得したりしている背景には、同社が一環して主張している食の安全や環境、有機農業、日本の農業を守ろうといったことが、社会に受け入れられていると思われる。
しかし、団体、組織の事業内容の評価は、「どんな立派なことをを言っているか」ではなく、「何をしているか」で判断しなければならない。組織の行っている実際の仕事、事業内容を見て、判断すべきだ。言うだけなら誰でもできる。組織が掲げる立派なお題目と、その組織を行っている事業、そしてその事業を行うためのシステムに一貫性がありかどうかが重要なのだが、そうしたことをしっかり検証する姿勢が、これまでのマスコミにも、市民にも欠落していた。「運動」とか「食の安全を守る」とか、立派なことを言っていれば無条件にその会社、団体を「素晴らしい」と思ってしまう。言行が一致しているか、コンプライアンス(法令順守)ができているか、情報公開・透明性が守られているか、消費者、社会に対する責任が果たされているか、といったことを検証していくことを、そろそろ始めるべきだ。いわば、市民による市民運動の監視だ。その一環として私は、前から問題があると感じていた大地を守る会の会員になり、同社の商品の品質や、法規に則った表示がなされているか、といったことについて検証を始めた。
大地を守る会の検証を始めたのは、私が以前同社の社員だったこと、そして藤田和芳社長の著書を読み、内容に怒りを感じたからだ。私が読んだのは、ダイコン一本からの革命―環境NGOが歩んだ30年という本。大地を守る会が設立されてから今日に至るまでの約30年間の歴史を、藤田社長が書いたものだ。
同書には、元社員で当時でいうところの有機農産物(認証はない)農産物の流通に関わっていた者からすると、突っ込みを入れたくなるところがいくつもある。感じ方は人それぞれなので、本で言っているような見方もできると考えられる部分もあるが、明らかにウソを言っている個所もある。明らかなウソについては見逃すことはできない。関係者に対してあまりにも礼を失することだ。
同書232~233ページにかけて、次のような記述がある。
大地を守る会でも、農民と契約した分の野菜は全量引き取るし、先述したように、初期のころは注文以外の品を引き売りして半ば押しつけるように買ってもらっていた。だが、基本的に消費者会員に対しては注文制だ。徐々に引き売りでは解決できなくなっていったため、余剰野菜や不足・欠品をうまく処理するシステムを考えた。
野菜の収穫量に応じて、買い方を分けてみた。自由に注文して買える野菜と、畑の都合で何が入ってくるか消費者は選べない「セットもの」の野菜、この二種類の買い方を設定した。セットものはさらに二種類あり、「畑まるごとセット」は少量しか出荷できない野菜や出荷時期が予測できない野菜を組み合わせたもので、「葉物セット」は、その時期に出荷される葉もの野菜を収穫量に応じて数種類組み合わせたものである。
何が届くかわからないが、確実に一定量の野菜が届く。そして、キャベツばかりが食べきれないほど届いてしまう心配がない。消費者は、このセットを楽しみにしてくれるようになった。全量引き取りを、システムの問題で乗り越えることに成功したのである。
「キャベツばかりが」とキャベツのことを言っているのは、少し前の方で、当時(80年代)の有機農業研究会などの主流の意見として、次のようなものがあると紹介していたからだ。
「有機農業運動を支える消費者は、直接農民とつながり、農民が作った物は全量引き取るべきだ。キャベツがたくさんとれたときには、キャベツをたくさん食べなさい。そうやってキャベツを食べつづけることが、農民との信頼関係を築くことになる」
しかし、この説明は、部分的には正しいことを言っているところもあるが、ウソである。確かに「畑まるごとセット」や「葉物セット」で余剰野菜や欠品・不足に対応もしていた。しかし、両者とも配送日によるが、それぞれ100~200セットほどしかない。両方合わせても最大400程度の調整能力かない。こんな程度では、毎日大地に入ってくる大量の野菜の販売調整などできない。まして、葉物セットには文字通り小松菜」やホウレン草といった「葉物」しか入れることができないのだ。
では、大地を守る会は何で欠品、不足、余剰の調整を行っていたのか?
らでぃっしゅぼーやのパレットを使っていたのだ。
当時、らでぃっしゅぼーやの野菜セットは大地が作って納品していた。過不足や欠品の調整は、その野菜セットで大部分を行っていたのだ。
らでぃっしゅぼーやを利用した「調整」
らでぃっしゅぼーやは、良く知られているように、いわゆる「無農薬」や「低農薬」の野菜のセットを宅配する会社だ。セットにはいくつか種類があるが、藤田社長の著書で述べている当時、90年代中、後半くらいまでは、月~土曜まで毎日3500セットを作っていた。といっても作っていたのはらでぃっしゅぼーやが自社で作っていたのではない。大地が作っていたのだ。
詳しく説明しよう。
当時、らでぃっしゅぼーやは、独自の生産者をあまり持っていなかった。そのためパレットと呼ばれる野菜セットに入る野菜のほとんどは、大地を守る会(当時の大地物産)が供給していた。供給といっても、その日のパレットに使う野菜をまとめて○ケースと納品するのではなく、大地の担当者がらでぃっしゅぼーやのその日のパレットを作り、パレットで納品するという形をとっていた。私はその大地側のらでぃっしゅぼーや担当の一人だった。
らでぃっしゅぼーやのパレットには、家族構成や好みに応じていくつかの種類がある。入る野菜は数種類から十数種類で、パレットの中身の野菜、果物のことは「メニュー」と呼ばれる。メニューは、その日利用可能、または使わなければならない野菜の種類と数料を見て、大地の担当者が毎日作成・決定をした。
らでぃっしゅぼーやのパレットを大地が作るというのは妙な気が入社時に思ったが、らでぃっしゅぼーやが始まった当時、大地かららでぃっしゅぼーやに社員の一人が取締役として入り、ほぼ100パーセントの野菜を大地が供給すること、パレットも大地が作ることになったらしい。生産者がほとんどいない当時のらでぃっしゅぼーやでは、毎日のメニューを決めたり、それに合わせて野菜を入荷させたりすることが困難なため、そうなったのは仕方のないことだとも思う。
このらでぃっしゅぼーやのパレット、大地にとっては誠に都合の良い「調整枠」として、利用されていた。
良く知られているように、らでぃっしゅぼーやのパレットの仕組みは、「畑におまかせ」ということになっている。これはそのときに生産者が作っている野菜や果物で野菜セットが組まれるということをを意味していて、会員(消費者)は、セットが届くまで箱の中に何が入っているかわからないシステムだ。つまり、大地側から見たらでぃっしゅぼーやのシステムは、何でも良いので数種類の野菜を箱に入れてセットを作り、納品すれば良いものだということになる。必ず特定の品目を特定の数納品する必要もなければ、余っているならば、いくらでも余剰野菜を入れて良いシステムだった。
これは大地から見たら、実に都合の良いシステムだ。
当時大地は、藤田社長の本にもあるように、会員向けの注文が中心だった。このほかに、外販と呼ばれる自然食品店やスーパーなどへの卸しも行っていた。これらはすべて注文品であり、注文があった数しか売れないし、その注文数を揃えなければならないものだ。数を揃えられなければ売り先からのクレームになるし、販売機会の損失にもなる。
そこで、らでぃっしゅぼーやのパレットを使った「調整」を、大地は日常的に行うようになった。
調整とは、余っている野菜はみんならでぃっしゅぼーやのパレットに入れて、外販を中心とした注文品の注文に不足分の野菜は、らでぃっしゅぼーやのパレットをから抜くということだ。これを「調整」という言葉を使って大地では日常業務として行っていた。
調整は、野菜の品質にも及ぶ。どういうことかというと、特にスーパーが顕著だが、店売りを行う卸し先からは、無/低農薬だとは言っても、見た目の良い野菜が求められる。見た目の良い野菜とは、品質の良い野菜ということでもある。誤解が多いが、無農薬だからといて、必ずしも見た目の悪い野菜になるわけではないし、虫食いだらけになるわけでもない。一口に生産者といっても、技術レベルは様々で、質の良い野菜を出荷する者もいれば、何を作らせても、品質の悪い物しか作れない者もいる。大地の社員であればたいてい生産者の名前で品質がわかる。だから高品質の野菜を作る生産者の野菜は、すべて外販が取る。ただし、余ればらでぃっしゅぼーやのパレットにも入る。低品質の野菜しか作れない生産者の野菜は、すべてらでぃっしゅぼーやのパレット向けだ。特に夏場など、入荷したレタスのほとんどが腐っていたことが、毎日のようにあった。
こうして毎日らでぃっしゅぼーやのパレットに入る野菜は、大地による「調整済み」のものになった。「畑におまかせ」という名の余剰野菜と低品質の野菜を押しつけられた形の野菜セットだ。
藤田社長は、「(生産者からの)全量引き取りを、システムの問題で乗り越えることに成功した」と言うが、確かにシステムの問題というか利用で乗り越えていた。ただし、それは自社のシステムではなく、らでぃっしゅぼーやという他社のシステムを利用してだ。
本の内容、大地のやっていること、考え方や感じ方はそれぞれのところがあるため、すべてを否定するつもりはない。しかし、ウソは許すことができない。大地が今あるのは、らでぃっしゅぼーやのお陰ではないか。大地だけで当時の物量の調整や生産者からの買い取りなど、絶対に不可能だった。それをらでぃっしゅぼーやに感謝するどころか、自分たちのシステムで解決してきたかのように主張するのは、あまりにもらでぃっしゅぼーやに対し、礼を失する。
ひょっとしたら藤田社長は、ウソを書いたつもりはないのかもしれない。ここに書いたことを知らずに本を書いた可能性も否定できない。だがもしそうなら、こんな社内の重要事項をまるで把握していなかったことになる。
そんなことで、ウソをついて、「大地を守」れるのか?
参考・関連情報
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2009年12月02日
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事業仕分け 役人たちも仕分けてしまえ!
民主党政権になって始まった「事業仕分け」。これは本当に見ていて気持ちが良い。各省庁の事業予算の決定のプロセスが透明化され、国民目線で「不要」と思われる事業はどんどん不要と判断される。民主党議員から理事たちの年収を質問された天下り法人の担当者は、1400~1600万円の数字を述べていた。あまりの給料の高さに、会場からどよめきが上がっていた。
事業仕分けがなかった頃、予算はどんな決められ方をしていたのか?
前回の衆議院議員選挙で落ちた元自民党議員、片山さつき(元財務官僚)のブログに、下のように書かれていた。
従来のやり方では、財務省の財政審議会で、各主計官が、その年の削減候補項目を、取り上げて、有識者委員の先生方に、削る方針をバックアップしていただき、業界代表の委員からは、擁護論が出る、、。その結果をみて、財政審の報告書に、ざっとした方針を書く、そんな感じですかね。
国会議員は何もしていなかったようだ。自民党の議員たちは、高い給料をもらいながら、一体何をしていたのだ?
相変わらず自民党びいき、旧権力が懐かしいマスコミ報道ではこの事業仕分けに対して「不要という基準ははっきりしない」だの「乱暴」だのといった自民党議員たちの声を盛んに報道している。そうやって、民主党への支持や信頼を落としことを狙っているのだろうが、国民の多くはこの事業仕分けを支持している。今まで全くなかったこと、画期的な透明なプロセスで予算が決まる、または不要と判断される。もっとも事業仕分けで決まったことが絶対ではなく、今後財務省との調整も入るが。
鳩山内閣の支持率がこの事業仕分けへの期待感もあるのだろう、一時期下がったものの、また66.3%に上昇した(日テレ世論調査)。自民党が盛んに献金問題への追及を行っている、それをマスコミが大きく報道するが、国民はそんなことよりも、新政権がしっかりとマニフェストで約束したことを実行することを求めている。それを邪魔するだけの存在、自民党は不要だ。鳩山政権には、このまま国民から支持される政策を実行して欲しい。
国民は役人を養うために税金を払っているのではない。役人を養うための仕事は容赦なく切る。不要な人間も切る。役人の雇用なんて守らない。これで良いのではないか?必要な仕事があるから役人を雇ってやらせる必要があるだけだ。役人がいるからその連中を食わせるために仕事を作るのではない。法的にクビにするのが難しければ、民間企業並みのいやがらせをして自分から止めるように仕向けたらどうか?
こんな記事もある。2チャンネルから引用する。
「事務次官会議が廃止になり、次官会見も禁止になった。さらに天下りにも厳しい目が光る。
次官の仕事なんて、OB人事の調整ですから、仕事はまるっきりなくなってしまったんです」(霞が関事情通)事情は局長クラスでも同じだ。局長の仕事なんて、国会答弁がメーンだ。
それがなくなったのだから、仕事ゼロ。ナーンにもやることがないのだ。
こういう役人たちは、「とっとと辞めろ!」と記事では言っているが、そのとおりだ。これまでの自公政権で、本来不要なのに、1000万円以上の高額な年収をもらっている高級官僚が何百人も誕生してしまった。この連中がいなくても困らないことが、ここ2ヶ月の民主党政権で証明された。
事業仕分けで国民にとって不要な事業は容赦なく切る、それに関わる理事や局長みたいな連中も容赦なく切る。
鳩山政権には、こんな厳しい姿勢を見せてもらいたい。
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2009年11月16日
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カテゴリ: 政治の問題
打つな危険!!新型インフルエンザ・ワクチン
毎日毎日テレビをつけるとインフルエンザのニュース。ワイドショーまでもが新型インフルエンザの話題でもちきりだ。これを書いている今日(2009年11月7日)、WHOは新型インフルエンザの死者が6000人超したと発表した。「前週より359人増えた。地域別では、北米・中南米が最も多く4399人、東南アジア661人、日本を含む西太平洋地域が498人の順」だという。
新型インフルエンザのワクチンについてのニュースも毎日報道されている。「ワクチンが足りない」、「ワクチンは一回摂取なのか、2回必要なのか?政府は早く決めろ!」、「国産で不足分は輸入ワクチンで」などなど。新型に化繊した子どもが死ぬなどしたら、全国ニュースで報道される。
しかし、おかしくないか?新型インフルエンザを恐怖の対象のように宣伝するのは?
そしてやたらとワクチンの不足感を煽り、国民に広く摂取させようとするのは?
インフルエンザなんて、毎年発生発生している。死者も世界中で何十万人にもなる。
アメリカの数字では2005年、既存のインフルエンザで6万3001人が死んでいる。翌2006年は5万6000人以上が、1993年から2003年までの10年間の平均では、毎年3万6171人が死亡している。日本だって老人やもともと病気のある人を中心に、毎年1万人以上亡くなっている。死者の点だけで見れば、そんなに今回のインフルエンザは恐ろしいものではないはずだ。一体マスコミは何を根拠にこのインフルエンザについて、大騒ぎをしているのか?
人が死ぬことが危険とすれば、インフルエンザなどより交通事故の方がはるかに怖い。新型インフルエンザで死者が出ているのは事実だが、このインフルエンザで死ぬ確率というものは、家でテレビを見ていて、雷に打たれて死ぬ可能性と同等だという。0.00・・・%と、小数点以下に0がいくつも付く程度の死亡率でしかない。ことさらに死者の数を強調して、恐怖を煽るのは、そしてワクチンの接種を国民に呼びかけるのは、一体どんな背景があるのか?
マスコミが騒いでいる背景には政府の動きがある。その背後には、WHO、国際的な医療ビジネスを行う製薬会社の存在があるのだ。
今回のインフルエンザは、「豚インフルエンザ」として今年4月にメキシコで発生した。同月24日のWHOの発表によると死者は60名。ブタからヒトに感染する病気は以前からあったが、それが人から人に感染するようになったのが、今回のインフルエンザの特徴だ。ブタと人間は、おそらく2、3千年くらいの付き合いになるだろうが、それがなぜ今さらヒトに感染症を引き起こすのか?
これに対しては、新型インフルエンザは、「生物兵器」として作られたという話がある。状況証拠から、これは事実のようだ。
新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)は、複数のインフルエンザウイルスが混ざってできたものだということがわかている。北米とアジアで流行った2種類の豚インフルエンザと北米で流行った鳥インフルエンザ、そして人に流行するインフルエンザの4種類だ。地理的にあまりにも離れた場所のインフルエンザウイルスが自然界で混合する可能性は非常に低い。人間が実験室で混ぜてばらまいたとしか思えないというのだ。
Australian researcher: Swine flu created in lab
最近発売された本、インフルエンザをばら撒く人々でも同じ指摘がなされている。本書によれば、本来は弱毒の今回のインフルエンザ(H1N1)ではなく、もっと毒性の強いH5N1を流行させるはずだったが、手違いで今回もウイルスになった。それでも感染を拡大させ、騒ぎを大きくすれば、ワクチン製造で製薬会社が儲かるために、彼らの利益にかなうように、利害を共にする政治家が動き、マスコミも追随しているというのが真相だという。
危険なワクチン
インフルエンザ、特に新型インフルエンザのワクチンに関して、危険性を示す事実がいくつもわかっている。また、インフルエンザの危険を宣伝し、予防と治療に奔走しているように見えるWHOは、実はとんでもない実態を持った組織だということもわかった。
以下、詳しい情報のあるブログから引用する。
1. ポーランドの浮浪者に対する鳥インフルエンザ・ワクチンの「非公式の」[つまり、違法な] 臨床試験は、一一名の即死と追加的な二〇名の後発的死を結果した(試験人口の約一五%にあたる)。関係した医師や看護師たちは、殺人の罪で起訴された。(事実 2008)
2. 約三五〇〇名の中国の子供たちが、鳥インフルエンザ・ワクチンの実験で死亡した。 (うわさ、2008)
3. フィリピンの最高裁は、WHO(世界保健機構)に有罪を宣告した。三〇〇万人を越えるフィリピン女性を、ワクチンを用いて、不本意のうちに不妊化させた罪で。 (事実)
4. WHOは、一九八五年に、 天然痘ワクチンとして偽装した不妊化(殺菌消毒)ワクチンを使用することの主たる目標の一つは、一億五千万を超えるサハラ砂漠周辺のアフリカ人住民を抹殺することであったということを文書化している。 (事実1985 -継続中)
5. 中南米第三世界での破傷風のためのWHOの五回注射ワクチン計画は、数百万人の女性たちの不本意な不妊化をもたらした。 (事実、継続中)
—–略—–
8. メルク社の(子宮頸がん用の)ガーダシル・ワクチン[Gardasil vaccine]は、若い女性や少女に死、廃人化、そして慢性病を引き起こす。それは、若年性筋萎縮性側索硬化症[ALS]と呼ばれる、一つの新しい、以前には決して記述されたことのない「病気」を含んでいる。若年性ALSは、意識が損なわれないでいる一方で、神経系がゆっくりと破壊される致命的な症状を示す。このワクチンは、すでにヒト乳頭腫(パピローマ)ウイルスに感染している女性や少女に、子宮頸がんを四四.七%増加させる。子宮頸がんは、簡単に検出され、初期段階で治るもので、女性の主要な死因ではない。ガーダシルは、それを受ける女性に不妊化を引き起こし得る物質を含んでいる。そしてその一方、保護効果は数年しか続かない。そして、九歳の者は、この保護作用が消え去る時までには、おそらく性的に活性でなくなっているだろう。 (事実、継続中)
9. バクスター・インターナショナル・インクは、鳥インフルエンザの流行の暁には、ヨーロッパ諸国に鳥インフルエンザのワクチンを提供するための契約へ応募している最中であった。
そのオーストリアの研究所は、 ヨーロッパの一八ヶ国に季節性インフルエンザワクチンを出荷した。 一人の検査技師が、チェコ共和国に送られたバクスターの季節性インフルエンザワクチンの検査を行った。そして、それらが高病原性の鳥インフルエンザ株によって汚染されていることを発見した。その七二キログラムがである。
その分野の専門家によれば、レベル3の事前注意がきちんと機能していれば、そのような汚染は偶然には起こり得なかったにもかかわらずである。この高度に感染性物質の破壊についての文書は、提供されていない。 オーストリア保健省大臣は、その致命的なウイルス物質は破壊されたと主張しているにもかかわらず。 (事実、2008、2009)10. バクスター社の汚染ワクチン問題へのWHOの調査は、何の発見もなし、そして何の懲戒処分もなしの結果に終わった。
同じ事件に対するオーストリアの調査も、同じ結果に終わった。 (事実、2009)
11. バクスター社は、今後のパンデミックに向けた豚インフルエンザワクチンの開発、生産、普及における先導的な役割によって報われた。 (事実、2009)
12. 豚インフルエンザは、二〇〇九年四~五月に初めて深刻な問題として公然と確認された。メキシコで一六八名が、豚インフルエンザで死亡と、CDCとWHOによって確認された時である。 この数は後に、ほんの一六名の死者数に下方修正された。 (事実、2009)
13. ある特定のウイルスが同定されたのち、ワクチンを作成するのには、通常、最低一二から一八ヶ月以上かかる。 (事実)
14. 米国政府は、なんの重大な健康上の脅威もない一つの病気に対する豚インフルエンザ・ワクチンを開発し利用できるようにするために一〇億ドル以上を費やしてきた。 (事実、2009)
15. その豚インフルエンザウイルスの「種培養」は、 二〇〇九年の五月に、ワクチン企業に提供された。 バクスター・インターナショナル・インクは、二〇〇九年六月に、二〇〇九年七月にはワクチンを準備できるだろうと発表した。 (事実、2009)
16. メキシコシティからの豚インフルエンザウイルスの入ったWHOの容器は、旅客列車上、スイスのルソンで爆発した。現在のスイスの全ての豚インフルエンザの症例は、その爆発が起こった地域からのものである。この方法で病原性ウイルスをの輸送するのは違法である。(事実、2009)
17. かなりの数のウイルス学者や他の科学者たちが、その豚インフルエンザは研究室で作り出されたたもので、自然には進化することができなかったと公式に言明している。 (事実、2009)
情報元:世界保健機関(WHO)の事実と噂
新型インフルエンザのワクチンも、もう既に副作用が心配されている。
まずは「スクアレン油」。化粧品にも使われ、また栄養補給財として市販されていて、それ自体は人体に良いものと考えられているが、これをワクチンの補剤として使うと、1991年の湾岸戦争に従軍した米軍兵士が罹患した「湾岸戦争症候群」と同様の副作用が出る可能性があると指摘されている。関節炎、線維筋痛、リンパ節症、発疹、慢性疲労、脱毛、皮膚病、めまい、発熱、記憶障害など、20近い症状が併発しうるという。
もうひとつ懸念されるのが、水銀の問題。殺菌目的で使用されるようだが、新たな病気の原因となることは否定できない。
また、これまでもあったように、別のウイルスを新型インフルエンザワクチンに混入させることも行われている可能性がある。新たな感染症の流行を狙って。
アメリカでは、1976年に豚インフルエンザが発生した時、製薬会社などの圧力を受け、米政府が米国民4000万人にワクチンを接種したが、このワクチンは「ギラン・バレー症候群」という末梢神経障害の副作用を起こし、全米で約50万人がこの副作用に苦しみ、数十人が死亡する結果となった。最近亡くなった女優の大原麗子の罹っていた病気と同じものだ。薬害を大量発生させた一方で、実際のインフルエンザは、今回の新型インフルエンザと同じで、大した被害はなかった。
ワクチンに関しては、他にも怪しい情報がいくつもある。インフルエンザワクチンを打つのは、控えた方が良さそうだ。
ここに今回ご紹介した新型インフルエンザ関連の真実の情報は、インフルエンザをばら撒く人々でさらに詳しく見ることができる。ここに紹介しなかったような衝撃の事実もある。
詳しくは本書を読んで欲しい。また、ワクチンは打つ前に、ぜひ、この本を読むべきだ。ワクチンを打つのは、それからでも遅くない。薬害で一生苦しまないために。
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2009年11月07日
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カテゴリ: 医学・ニセ科学
フェアトレード・タウンに潜む問題点
「フェアトレードタウン」というものがある。フェアトレード自体が日本ではまり普及しておらず、知名度が低いが、ヨーロッパでは、街全体がフェアトレードを推進することを宣言し、フェアトレード商品を積極的に取り入れることを宣言することで、「フェアトレードタウン」になった市や町がある。
一見結構なことだが、問題を指摘する声もあることも事実。ここでは、フェアトレードタウンの問題点について、探っていこうと思う。この記事は、フェアトレードについての基本的な知識がある人に向けて書いている。「フェアトレード」という概念自体が良く分からない人は、フェアトレードとは何かを読んでいただきたい。
フェアトレードタウンになると、その街はどのような姿になるのか?日本のフェアトレード認証組織、フェアトレード・ラベル・ジャパンのサイトには、以下のような説明がある。
フェアトレード・タウンの市民団体、学校、企業、そしてそこに住む住民は、フェアトレード認証製品を積極的に購入・販売し、フェアトレード啓発イベントを開催するなどして、フェアトレードの意義とフェアトレード認証ラベルを広めるための活動を積極的に行っています。
ここで重要となるのは、「フェアトレードの意義とフェアトレード認証ラベルを広めるための活動を積極的に行ってい」るという点。フェアトレードタウンは、あくまでも認証ラベルのフェアトレード、すなわち、よく「認証型」と呼ばれるフェアトレードを推進するための手段として行われている活動なのだ。
フェアトレードには、「認証型」と「提携型」と呼ばれるものがある。両者は同じ「フェアトレード」という言葉を使っていても全く別物だ。
認証型のフェアトレードは、先ほどから出ているとおり、認証ラベルを商品に付けるタイプのフェアトレードのこと。最近、大手スーパーやコンビニ、スターバックス、タリーズなどのコーヒーショップでフェアトレード・ラベルの付いたコーヒーや紅茶などが販売されるようになっている。そうした形のフェアトレードが、認証型と呼ばれるフェアトレード。フェアトレードの認証団体があり、そこで作った生産・労働基準に従って生産され、労働者の雇用条件が守られた農園なり生産施設を認証団体が認証することで、認証ラベルの使用権が与えられ、商品にラベルを付けて販売することができるようになる。欧米ではこちらの方のフェアトレードが主流だ。
一方、提携型のフェアトレードは、たとえば日本のPeople Treeやネパリバザーロのように、生産者を支援団体が直接資金的にも技術的にも支援し、作られた商品を直接買い取り、日本など先進国で販売する形のフェアトレードのことを言う。日本ではこちらのフェアトレードの方が一般的で、歴史も長い。
そしてフェアトレードタウンは、前者の方の認証型フェアトレードを推進するための運動。フェアトレード認証組織から、認証を受けることで、フェアトレードタウンを名乗れるようになる。しかし、この認証型のフェアトレード、問題が非常に多く、批判も多い。日本の小さなフェアトレード組織が行う、生産者や農民たちと密接に結びつくことで、継続的に彼らの支援を行っていくフェアトレードとは全く別物だ。
認証型のフェアトレードの問題点については、ここでは詳しく述べないが、最大の問題は、本当にフェアトレード本来の目的である途上国の貧しい人たちの暮らしを支えることになっているのか、大きな疑問があるということだ。フェアトレード認証を受けた農園であっても、農園主が労働者を適切な雇用条件で雇用していないことがあるし、危険な農薬を使わせていることもあるし、「プレミアム」と呼ばれる本来、労働者の生活向上のために使われる目的で、商品価格に上乗せして支払われるカネが、労働者のために全く使われていないし、労働者たちは、そんなものの存在すら知らないこともある。認証型のフェアトレードの問題点については、私のメールマガジンの記事「フェアトレードの紅茶」はウソ!?に詳細に書いた。他の本などには絶対書かれていない内容なので、興味のある人は、ぜひ読んで欲しい。
このような問題のある認証型のフェアトレード。認証機関からフェアトレード・タウンと認証されるためには、以下のような「5つのゴール」と呼ばれる条件を満たす必要がある。これもフェアトレード・ラベル・ジャパンのサイトから引用する。
Goal 1
自治体議会がフェアトレードを促進するための議決案を可決し、議会、職場、地方庁舎などでフェトレード認証製品(コーヒー・紅茶等)を使用する。Goal 2
様々なフェアトレード認証製品が地域のショップ(スーパー、コンビニ、雑貨店等)や飲食店で購入できる。Goal 3
地域の企業や商店、教会や学校といった地域組織へフェアトレード認証製品を浸透させる。Goal 4
メディアの報道やイベントを通して、フェアトレードに対する地域住民の理解を広めサポートを獲得する。Goal 5
議員や企業、学校や教会、地域住民などから委員を選出してフェアトレード推進運営委員を設置し、フェアトレード推進活動を継続して行う。
フェアトレード・タウンの認証を受けることは、その街がフェアトレードに協力することで、発展途上国の貧困問題の解決のために積極的に取り組んでいるという姿勢を示すことになり、街のイメージを向上させることになるという説明もあったが、しかし、前述のように認証型のフェアトレードに大きな問題があり、「フェアトレード」と名乗っていても、認証のフェアトレード商品は、その商品が本当に貧しい人たちの生活向上に役だっているかどうか、かなり怪しい。
提携型フェアトレードの経営を脅かす可能性
もうひとつ問題として、このような形で、ボランティア的に多くの人がフェアトレードを推進するようになると、既存の小さな提携型のフェアトレード団体や、フェアトレード・ショップの経営に、各影響を与えるのではないかということがある。実際、フェアトレード・タウンというよりフェアトレード・ラベルの普及により、どこのスーパーでもフェアトレード・ラベルの付いた商品を買えるようになったことで、既存のフェアトレード・ショップの経営が脅かされていることが、ヨーロッパではあるという。
多くの消費者には、認証型も提携型も区別がつかない。認証型は、その仕組みは実はとても複雑なのだが、商品にラベルが付いていることで、フェアトレードであることが一目瞭然でわかりやすい。既存の小規模なフェアトレード・ショップや提携型のフェアトレードを行う小規模なNPOなどが売る商品には、ラベルはない。とすると、わかりやすいラベル付き商品の方に客が流れるのは理解できる。
さらに、上記Goalにあるとおり、フェアトレード・タウンでは、各種公共施設でフェアトレード製品の使用が半ば義務付けられ、街中のスーパーなどの商店で、フェアトレード認証製品が広く売られるようになる。学校や地域の組織、施設等でもフェアトレード製品を使用するようになる。これらは一見、フェアトレード商品の販売を拡大することになる、良いことのように思えるが、認証型でない既存のフェアトレードショップの経営者からしたら大きな脅威だ。街中にいたるところでフェアトレード認証商品が売られるようになるわけだから。
しかも、上記Goal、そしてフェアトレード・タウンの説明を読むと、住民や行政が、フェアトレード商品の販売に積極的に関わることになっている。タウン内の商店にフェアトレード認証商品の扱いを求めたり、カフェなどでフェアトレードのコーヒーが飲めるよう働き掛けたり、住民自身が認証商品の販売に係ることもしている。こうしたフェアトレードタウンの運動に関わる人たちは、ほとんどボランティアで運動に参加している。片方でそれを生業としているショップや小規模な組織があって、別のところでボランティアの市民や行政が、フェアトレード認証商品の販売を無報酬で、しかも「良いことをしている」という意識や情熱を持って行っている。こんなことをされたら、厳しい経営を何とか成り立たせているショップや小規模な団体は、たまったものではない。経営の危機にさらされることになる。
たとえば、このレポートに紹介されているような、フェアトレード・タウンに積極的に関わっている人たちの話の内容を良く検証すると、そこに経営とかマーケティング、既存のショップやフェアトレード組織への配慮いうものが、全くないことがわかる。まるで、自分たちがフェアトレード商品の扱いを増やせば、客はそれに比例して、自動的に増えるものだと思っているようだ。別のところで収入を得ている人たちがボランティアで関わっていて、自分の生活と直接関係ないだけに、そのあたりがかなり甘いというか、他者(社)への配慮に欠ける行動になっているのが気になる。
日本にもフェアトレード・タウンを作る動き
フェアトレード・タウンは、既存の、特に提携型のフェアトレードや、その商品を販売する店舗にとって、経営上の脅威になりかねないものだ。タウンが推進する認証型のフェアトレードの中身も怪しいもので、十分な検証が必要だ。しかし、何を思ったのか、日本にフェアトレード・タウンを作ろうという動きが出ている。しかも、フェアトレード商品の販売を主な生業としているいくつかのフェアトレードショップが中心になって。
現在その動きがあるのは、東京と名古屋だ。九州でもそうした動きをしている店舗があるようだが、私は良く知らない。東京では、渋谷のフェアトレードのお店が中心となって、フェアトレード・タウンを作るためのシンポジウムのようなものが行われたという。出席者の話では、かなり盛り上がったイベントになったということだ。しかし、その運動を推進しているフェアトレード・ショップの人たちは、フェアトレード・タウンは、認証型のフェアトレードを推進するための運動だということを、全く認識していなかったという。
運動の意味も知らずに、自分たちの足元を脅かしかねない運動を進めようとしているのか?
日本のフェアトレードは、欧米のそれと違い、ほとんどの団体が小規模で、本当に純粋な気持ちで農民や女性などの支援を行っている。そんな草の根のフェアトレードを、地域のフェアトレード・ショップはを支えてきた。そんな中で、行政、市民が一体となって、背景の怪しい認証型のフェアトレードを、しかも、これまで提携型のフェアトレードを支えてきたショップの経営者までもが一緒になって推進しようとしている。
危機感を感じざるを得ない。
認証組織は困らない
認証型フェアトレードには、認証組織というものがあり、そこがフェアトレードの認証を行ったり、販売者や輸入者などの業者にライセンスを与えたりして、認証ラベルによるフェアトレードを成り立たせている。
提携型と認証型のフェアトレードの最大の違いは、「生産者にお金を支払うか、彼らからお金をもらうか」の違いだ。
提携型の方では、自分たちが支援する農民なり、作業所なりといったところから、直接商品を買い取る。反面、認証型では、生産者(農園や組合)からお金をとって、フェアトレードの認証を行う。商品の買い取りはしないし、買い取り量(数)の保証もしない。買い取りは、彼らが「バイヤー」と呼んでいる業者が行い、バイヤーがフェアトレード価格で生産者から商品を買い取る。
バイヤーになるには、認証組織からライセンスを得なければならない。ライセンス料の支払いがここで生じる。しかし、ライセンスはこれで終わりではない。フェアトレード商品を輸出するためには、輸出業者のライセンスが必要だ。輸入者のライセンスもあるという。卸業者のライセンスもある。とにかく、消費者の手に直接渡る最終商品の形になるまでは、流通のあらゆる段階でフェアトレード商品の流通に関わる業者にライセンスの取得が求められる。そして、それぞれにライセンス料の支払いが、フェアトレード認証団体から求められる。さらに、ライセンスを受けた流通業者は、商品の売上高をフェアトレード認証団体に報告する義務があり、その売上に応じて、認証組織にマージンを支払うことになっている。
ここまで説明して気づく人も多いと思うが、フェアトレード認証組織は、商品の買い取りにも、販売にも、全く関わっていない。彼らは生産者や流通業者から支払われる認証料やライセンス料、マージンで利益を得ている。だから、末端でフェアトレード認証商品が売れようと売れまいと、自分たちの利益には直接関係ないのだ。認証やライセンスの料金さえ入れば良いのだから。
小売業者は最終商品を売る形になるので、ライセンスは必要ない。彼らからのマージンは発生しないので、販売がうまくいかなかったとしても、認証組織としては、自分たちの利益には直接は関係ない。売れない店があまりにも多くなると、長期的には影響が出るだろうが、短期的な影響は小さい。
このあたりが、日本でこれまで一般的だった提携型のフェアトレードとは大きく違う点だ。提携型のフェアトレードでは、自分たちで生産者から商品を仕入れるし、販売も行う。その流れが止まってしまったら、事業を継続できない。フェアトレード商品を扱う店も、この中で大きな役割を占める。
フェアトレード認証組織にとって、フェアトレード・タウンは、自分たちの利益拡大のための絶好の手段になる。なにしろ税金を使って行政が、無報酬で市民が、認証型フェアトレードを広めようとしてくれるのだから。フェアトレードの知名度も上がるし、商品を扱う店舗も大幅に増えるので、販路を拡大できる。税金や市民の善意による無報酬の活動で、認証料金、ライセンス料収入の拡大を図ることができる。
フェアトレード・タウンは、認証組織にとって、極めておいしいビジネスモデルだ。こんなものに関わる必要が本当にあるのか、これからこれを日本で推進しようとしている人たちは、良く考えるべきだ。
認証型フェアトレード関連情報
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2009年10月31日
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カテゴリ: フェアトレード
大地を守る会「ベジタ」の中身を検証(09.10.9配送分)
このサイト内では、定期的に大地を守る会の野菜セット「ベジタ」の中身を検証している。その目的やベジタセットが何であるのか、使用農薬表示の見方等は、初回のベジタの検証記事に書いているので、そちらを参照して欲しい。
初回の記事には書いていないが、簡単に言えばベジタは、らでぃっしゅぼーやを真似た野菜セットだ。仕組みはらでぃっしゅぼーやのそれと変わらない。ベジタが始まった時、大地はらでぃっしゅぼーやに野菜を卸していたが、それがうまくいかなくなったため、ベジタを作った。
さて、今回のベジタセットの中身だが、まあまあ良かった。一部疑問を感じる野菜もあったが、会員によって好みが分かれると思う。
今回配送のベジタセットの中身を、ベジタに入っていた「今日の野菜情報」を参照してご紹介する。
| 商品名 | 生産者 | 規格 | 農薬使用状況 |
|---|---|---|---|
| かぶ | 黒沢賢一グループ / 千葉県 | 1束 | 無 |
| 一尺人参 | 大曲有機農業生産組合/ 秋田県 | 200g | 無 |
| 島オクラ | 真南風の会 / 沖縄県 | 1パック | 無~虫2 |
| 四葉きゅうり | 福島わかば会/福島県 | 3本以上 | 菌2(有1)~菌3混2(有1) |
| 長ねぎ | 野原茂治 / 茨城県 | 1束 | 混1 |
| もってのほか | おきたま興農舎 / 山形県 | 1パック | 無 |
| 春菊 | 福島わかば会 / 福島県 | 1パック | 無 |
09.10.9配送分ベジタ 品目ごとの評価
かぶ
葉の部分がやや長く、窒素肥料過多気味な感じがしたが、黄変や痛みはなく、葉の部分も食べられた。あまりおいしくはなかったが。かぶ自体は、しっかりした品質だった。おいしかった。玉も大きい。
一尺人参
一尺人参とは、30cmくらいある長い人参のこと。大地では昔から扱っている。普通の人参より味が良いが、あまり流通していないのは、その大きさのせいか。品質に問題はなく、おいしい人参だった。
島オクラ
普通のオクラと何が違うのかわからない。オクラの微妙な味の違いというのはわからないのだが、まあ普通のオクラとして食べることができる。品質に問題はない。しかし、季節外れの感は否めない。「とくたろうさん」という紙がオクラのパックに入っていた。とくたろうさんとは、大地の野菜が余ったときに配達される野菜セットのことで、ミニベジタのようなもの。そこで使いきれなかったのだろうか。
四葉きゅうり
四葉と書いて、「スーヨー」と読む。イボイボが大きくて、見た目はいまひとつだが、おいしいキュウリだ。以前このキュウリを大地に単品で注文しようとしたところ、痛みやすいから宅配便配送の会員には、届けられないといって断られたが、ベジタに入っていたのはどういうわけか?ベジタも宅急便で届くのだが。ベジタの中に入っていた四葉キュウリは、特に痛んではいなかった。
四葉きゅうりはもっとおいしいキュウリだったと思ったが、これはイマイチだった。まずいというほどでもないが、そんなにおいしいとは思わない。スーパーで買うキュウリと大差はなかった。以前家でこのキュウリを作ったことがあるが、見た目は悪いが味は素晴らしかった。しかし、ベジタに入っていた四葉キュウリは、見た目は良いが味が良くない。
長ねぎ
写真を見てわかるとおり、皮をむいたネギが入っていた。大地は通常ネギの皮はむかずにそのまま束ねて配達になると思ったのだが、方針が変わったのだろうか?それとも、スーパーに出すために皮をむいたネギが余ったのだろうか?皮をむいた方が見た目は良いが、日持ちはしなくなるので、皮をむいてくれない方がありがたい。
ベジタに入っていたネギは、まあ品質は悪くない。見た目は良かった。そこそこ日持ちもした。味はあまりないネギだった。まずくはないが、ネギらしい香りや味があまり感じられない。
もってのほか
もってのほかは、これだけを写真に撮れば良かったが、上の写真の中の紫色の花のことだ。食用の菊の花で、山形県あたりの特産品らしい。菊の花を食べる習慣というのは、普通の人にはい。あまり特殊な品目は入れないでほしいと思う。おひたしにするなどして食べたが、そんなにおいしいとは思わなかった。好みが分けれる商品だと思う。人によっては、好きな人もいるかもしれない。こういう特殊な商品は、単品注文にするべきだと思う。中身を選べないベジタのような野菜セットには、入れない方が良いと思う。
春菊
かなりきれいなものが入っていた。出始めのものだろう。鮮度良かった。味もまあ良い。もう少し春菊らしい香りが強ければ尚良かったが、そこまでできるように鮮度を保つのは難しいだろう。終わりの頃の春菊は、かなりひどう状態のものを出荷してくる生産者がいるが、10月の出始めのころの春菊だけあって、良いものが届いた。
今回のベジタの総合評価
もってのほかとか、島オクラとか、疑問を感じるものもあったが、セットの内容としては、まあ納得できるものだった。ものすごくおいしいというものはなかったが、まずくて食べられないような野菜はなかった。かぶは葉を食べられるので、うまく保存できれば、2品分くらいの価値がある。もう少し葉の味が良いと良かった。苦みを感じる味だったので、葉の部分の丈が長かったし、窒素が多すぎるのだと思う。
農薬の使用状況についての表示は、全く変わらない。相変わらず表示違反を続けている。法律で定められた最低限の表示の規則すら守れずに、本当に「大地を守る」ことができるのか?
何度も繰り返すが、「無農薬」とかそれに類する表示は禁止。農薬の使用回数は、散布した薬剤の成分で数える。「混1」といった表示を大地は使うがこの表示は禁止。大地に確認したところ、殺菌剤1種類と殺虫剤1種類の混合だという。2種混合(2種類の薬剤の混合薬剤の散布の場合は、散布回数は「2回」と数える。
四葉きゅうりの農薬散布表示「菌2(有1)~菌3混2(有1)」。これも不適切な表示だ。
(有1)とは、有機許可農薬、つまり認定有機栽培であっても使用が許可されている農薬を指す。この有機許可農薬を使った場合には、その分の農薬を、使用回数から差し引いて表示することになっている。「菌2(有1)」ではなく、「菌1」または「1回」と表示する。その後の「~菌3混2(有1)」も前述のように、不適切な表示だ。
農薬の表示規則に関して詳細は、特別栽培農産物に係る表示ガイドラインQ&Aを参照されたい。
冒頭にベジタのことを、らでぃっしゅぼーやを真似た野菜セットであると言ったが、今現在らでぃっしゅぼーやがどのような農薬使用表示をしているのか、私は正確には知らない。以前は、ベジタ(大地)とほぼ同じ表示の仕方をしていたが、その後法律が変わって好き勝手な表示が許されなくなってからのことは知らない。
どなたかご存じの方がいたら、教えていただけたらと思う。
大地に入会する前に読むべき本
大地を守る会のような俗に言う有機農業とか、オーガニックといった「食の安全」に関心を寄せ、はまってしまっている人々にとって農薬とは、私たちの健康を脅かし、自然を破壊する恐ろしい物質だとと考えられているのではないかと思う。
しかし、農薬は同時に現代の食糧生産にとって不可欠なものであり、また害虫の駆除に活用されることで、人々の健康や命を守っている側面もあるのも事実。毒性の部分だけを取り上げ、やたらと危険視して嫌うだけでは、真実は見えてこない。オーガニック業界のカモにされるだけだ。
本書 踊る「食の安全」―農薬から見える日本の食卓は、そんな農薬について、客観的で科学的な解説を、わかりやすい言葉でしてくれる良書だ。大地に入会する前にぜひ、読んでほしい。本書を読めば、少なくとも日本の現状では、食品に残留する農薬は微量であり、また毒性も低く、恐れる必要はほとんどないことが理解できる。
農薬には確かに毒がある。しかし、無農薬で作られた野菜にも、うるさいことを言えば毒がある。毒性とは何なのか?恣意的、政治的に決められる輸入農産物の残留農薬の基準の問題、農薬には良く言われるような発がん性などないことが、本書を読めば容易に理解できる。
大地などに入会するのは、本書を読んでからでも遅くはない。カモにされることなく、逆に良いところだけを利用するためにも、正しい知識が必要だ。
この本について、詳細を別のページで解説している。ぜひ、お読みいただきたい。
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2009年10月23日
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カテゴリ: 大地を守る会
新型インフルエンザは、「生物兵器」だった!
政府(権力)やマスコミが一体となって騒いでいるような問題には裏がある。どうせろくなものではないと私は思っている。地球温暖化の問題も、裏側には様々な思惑を持った者たちが蠢いている。昨今、毎日のようにテレビのニュースをにぎわす新型インフルエンザも、あまり報道を信じない方が良いだろうと思っていた。最近読んだ本で、その考えは、正しかったという思いを、強くした。
その本とは、インフルエンザをばら撒く人々―金融寡頭権力の罠という本。表題どおり、新型インフルエンザは、自然発生したものではなく、人為的にばら撒かれたもの。その背景には、世界の政治経済を裏から支配しようとする勢力、ロックフェラーやロスチャイルドといった闇の世界金融の存在があることを告発する内容だ。
世間で今騒いでいる新型インフルエンザの正体、それは1918年から1919年にかけて世界で5億人が感染。5000万人の命を奪ったスペイン風邪のウイルスを人工的に改良した「生物兵器」だ。これが研究施設から意図的に流出させられた。
当初このインフルエンザは「豚インフルエンザ」と呼ばれ、メキシコで感染が広がった。そして、老人や子供よりもむしろ体力のある若者の間に死者が多かった。特定の人種や世代をターゲットにしたウイルスが撒かれたらしい。そして今年2009年の秋から冬にかけては、さらに強力な新型インフルエンザが用意されているともいう。
前回のスペイン風邪にしても、今年流行の新型インフルエンザにしても、調べてみると、不可解なことが多く発見される。スペイン風邪も、生物兵器として作られたウイルスである可能性が高いと著者はいう。今回の新型インフルエンザが人為的に発生させられたことについては、著者が勝手に主張していることではなく、研究機関の担当者が、記者会見で述べたり、ウェブ上で情報を公開したりしている。本の中ではその発言者の名前や発言内容、情報元についても明記されている。
日本でも世界でもこれから新型インフルエンザ対策として、ワクチン摂取が大々的に進められる。しかし、そのワクチンが曲者だと著者は言う。つまり、何らかの毒が混入されている可能性が高いと。事実、アメリカで以前国民に摂取させていたインフルエンザワクチンは、死亡事故が相次いでいるし、米軍が新兵に対し行っているワクチン投与は、中身が信用できないことから、拒否する者が相次いでいる。
インフルエンザウイルスをばら撒く目的の中には、ワクチンで大儲けしようという意図もある。そしてそのワクチンにも、新たな病気を引き起こす可能性のあるものが混入されている。そして、病気を広げようとする最終的な目的には、人口削減という闇の世界金融側の意向がある。
著者の菊川征司氏は、非常に丁寧に調査・執筆を行う書き手。前著の新世界秩序(人間牧場)にNO!と言おう―金融王たちの最終目標においても、80年代に書かれた闇の権力の意図を告発する本の翻訳に加え、現在の状況に合わせた丁寧な解説で、この世界の隠された真実を明らかにしてくれた。今回の本でも、新型インフルエンザに限らず、エイズやエボラ出血熱といった致死性の病気の拡散の真相や、計画されている世界人口の削減計画を明らかにしていいる。
本書の内容を信じる信じないは自由だが、新型インフルエンザのワクチン接種は、やめた方が良いだろう。報道もされているように、ワクチン接種をしたとしても、インフルエンザにかからないわけではない。かかったときに、重症化しないよう予防することができるにすぎない。本書とは別の情報源にあたっても、ワクチン接種をすると、その後、インフルエンザに余計にかかりやすくなるというデータもあった。
新型インフルエンザのワクチン接種は、この本を読んだ後でも遅くはない。
読んだ後で、本書の内容が信じられなければ、摂取をすれば良いだろう。
追記:現在世界で行われている新型インフルエンザのワクチン接種は、現場で診療に当たる医師の間にも疑念を持つ人たちがいる。下の動画も非常に興味深い。
【関連情報(ページ)】
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2009年10月21日
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カテゴリ: 医学・ニセ科学
踊る「食の安全」~農薬は危険ではない!?
「食の安全」への関心が高まっている。しかし、どれほどの人が、正しくその「安全」ということについて理解しているだろうか?
「安全」を唱えるのであれば、「危険」なことも存在するはず。では、何が危険なのか?
「食」に関して、世の中的に考えられているのは、農薬や食品添加物だろう。無添加、無農薬、オーガニック、スローフードといった言葉が躍る「食の安全」を売り物にするオーガニック業界。しかし、その「安全」の科学的根拠は極めてあいまいだ。農薬を使っていなければ、無添加ならば「安全」だと単純に主張する。しかし、それはかなり偏った形の「安全」に過ぎない。
無農薬や無添加のものが安全だというのは、農薬や食品添加物に毒性があると考えられているからだ。では、その毒性とは一体どのようなものなのか?そしてそうした毒性は、どの程度私たちの健康に影響をするものなのだろうか?そのことを、極めてわかりやすく解説したのが、松永和紀氏(まつながわき)の書いた本 踊る「食の安全」―農薬から見える日本の食卓だ。
「食の安全」というタイトルだが、本書で解説されている内容は、農薬の問題に絞られている。その意味で、タイトルの付け方に難があるような気がしないでもない。しかし、農薬に関する真実を一般消費者向けに伝える本としては、一級の内容の本だ。農薬をただ恐れるのではなく、その毒性や使われ方、他のものと比べた場合のリスクの違いといったことを、正確に、わかりやすく伝えている。
これまで良く読まれてきた消費者向けの農薬本は、農薬がどれほど恐ろしいかを解説するものだった。しかし、それらは科学的検証を十分行うことなく、単に農薬には「○○の毒性がある」と騒いで、消費者に無用な恐怖感を与えるだけのもの。多角的に検証しなければならない事柄を、極めて一面的で単純な見方のみを示しているため、わかりやすいことはわかりやすいが、そのわかりやすさは、すべきではない単純化をした結果でしかない。松永氏のわかりやすさとは次元が違うものだ。松永氏の場合は、多角的に農薬の問題をとらえながらも、何をどんな順番に説明するかとか、適切な例を示したり、わかりやすい言葉を使うことで、読者へのわかりやすさを追究している。農薬に、不必要な恐怖感を持っているオーガニック好きの消費者に、ぜひ読んで欲しい本だ。農薬の恐ろしさではなく、「安心」を、読者に伝える内容になっている。
ここまで書いている内容を読むと、私が農薬は危険ではないと言っているように感じられるかもしれないが、農薬は危険なものであることに間違いはない。飲んで良いものでは絶対ないし、使わないで済むのであれば、農家だって使いたいとは思っていない。しかし、商業的に、ある程度の規模で農業を行うには、農薬の使用はやむを得ないところがある。特に高温多湿の日本では、病虫害が起こりやすく、ヨーロッパなどに比べると、農薬を使わない農業はしづらいと本書では言う。
そうはいっても、「農薬を使わなくても作れる」と主張する農家がいるのも事実。著者の松永氏がそうした人たちの畑を実際に見て回ってわかったのは、「無農薬でもできる」と主張する人たちの畑は、小規模であること。家庭菜園の延長のような畑で、畝ごとに植えられている野菜が違うという感じの畑なのだ。ある程度の規模の耕作面積を持つ農家だと、ジャガイモならジャガイモばかりが一面に植えられた畑が何ヘクタールも続いているわけだが、「農薬を使わずにで作っている」と言う農家の人たちの多くは、狭い畑で多種類の野菜を作っている。
農薬が必要になるのは、病虫害が発生するからだ。なぜ発生するかといえば、農業というものが、極めて不自然なものだからに他ならない。同じ種類の植物(作物)が、何ヘクタールにもわたって植えられていて、それ以外の植物の数が極めて少ない。植物の多様性がなくなるので、土壌中の微生物の種類が偏ったものになるし、地上の虫の世界でも、正常な生態系を維持できなくて、特定の虫のみが発生しがちになる。そのために病虫害が発生するのだ。反面、畝ごとに違う作物を植えている小規模な農家は、畑の環境が多様化するので、微生物や虫などの生物の多様性や生態系が保たれ、農薬を使わなくても病虫害が発生しにくい。松永氏は、小規模な農家の存在を否定しているわけではないが、人類の食糧の生産ということを考えるならば、広い土地に同じ作物を植える大規模農業は不可欠で、農薬の使用もやむを得ないという立場だ。
農薬の危険性はどれくらいか?
結論から言うと、現在、少なくとも日本で使われている農薬は、それほど危険ではないと言える。これは一般に信じられていることとは違うが、本書を読むと、そのことが良く分かり、納得することができる。農薬が危険だというイメージは、60年代とか70年代の頃の農薬をイメージしていたり、レイチェル・カーソンの書いた有名な本沈黙の春などの影響によるもの。実際には農薬は、国により定められた毒性や環境への影響に関する厳しい基準をクリアする必要があり、考えられているほど危険なものではない。
漠然と「農薬には毒性がある」と考えられているが、一口に毒性といっても様々な種類がある。大雑把な分け方では、「急性毒性」と「中・長期毒性」がある。急性毒性は摂取してすぐに現れる毒性で、後者の方は、慢性毒性とも呼ばれ、長期間その物質を摂取し続けたことで現れる毒性のこと。しかし、急性毒性といっても1種類ではない。中長期毒性もそうだ。そうした毒性を調べるために、日本では新しい農薬が発売される前に、厳格な毒性検査が行われている。
たとえば、急性毒性を調べるための試験だけでも以下のようなものがある。
- 急性経口毒性試験
- 急性経皮毒性試験
- 急性吸入毒性試験
- 皮膚刺激性試験
- 眼刺激性試験
- 皮膚感作性試験
- 急性神経毒性試験
- 急性遅発性神経毒性試験
このほかに、発ガン性や催奇形性など、中長期の毒性、体への影響を調べる試験が15種類程度あり、これに加えて、その農薬が動植物の体内でどのように変化するかといった試験、土壌中や環境中でどのような影響を生態系に与えるかといった試験が行われる。全部で数十項目もの試験が行われ、すべての項目に合格したものだけが、農水省によって「農薬」として「登録」され、農産物に対して使うことができるのだ。
こうした基準をクリアするのはかなり難しく、「宝くじに当たるようなものだ」と言われているという。農薬としての効果のある物質でなければならないのは言うまでもないが、それに加えて上記のような試験をクリアすることになるため、数万の物質を作っても、やっと一つ製品化できれば成功なのだという。開発期間は6~10年もかかり、費用も50億円程度かかる。
現在日本で使われている農薬は、このような厳格な検査を経たうえで、使用が許可されているものだ。直接飲むなど、異常な使い方をしない限り、通常の畑での使用で、作物に微量に残留する農薬で健康を害する危険性は、極めて小さいといって良い。本書ではもっと詳しく、数値や数々の証拠を積み上げて農薬の安全性というか、不必要に心配する必要はないことを説明している。ぜひ読んでいただきたい。
農薬に発ガン性はない!
ところで、農薬でもっとも恐れられている毒性は何だろうか?
やはり多くの消費者が一番恐怖感にかられているのは、発ガン性ではないかと思う。オーガニック好きの人たちから絶大な支持を得ているフランス映画「未来の食卓」では、実際に使われている農薬の毒性を検証することなく、フランスでガンが増えている原因は、農薬だと言っている。映画の作りが巧妙なため、何となく納得させられてしまうが、少なくとも日本では、そういうことは、あり得ない。本書に詳しくそのことが説明されている。。
本書では、発ガン性の問題の他にも、様々な農薬への偏見を解く事実が語られている。次のようなものだ。
- ダイオキシンの発生は農薬が原因
- 残留農薬は家庭でもかなり落とせる
- 農薬は、少しくらい食べても大丈夫
- 本当は農薬の問題は、使う人(農家)の問題
- メダカがいなくなったのは、本当に農薬のせいか?
- 「沈黙の春」への批判
- 無農薬だとかえって危険!?
実に様々な角度から、わかりやすく農薬問題の真実を教えてくれるのが、この踊る「食の安全という本だ。本当は、「未来の食卓」のような恐怖を煽るだけのいかがわしい映画を見て怖がっている人たちにこの本を読んで欲しいのだが、そういう人たちは、こうした科学的な視点で食の安全を解説した本は読まない。この映画と似たような手法で恐怖を煽るような本ばかり読んでいる。残念なことだが。
だが、ここまでこの記事を読んでくれたあなたなら、本書の作者の言うところは正しく理解できるはず。この本は、人びとの漠然とした農薬への恐怖につけ込み、商売に利用しようとする者たちに騙されないための必読書だ。
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2009年10月14日
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カテゴリ: 食の安全
民主党は、正しい所得の再分配を!
民主党政権が誕生した今になっても、マスメディアによる偏向した報道が見られる。自民党政権時代と比べると、多少は良くなったように感じられるが、しかし、地上波のテレビ番組での民主党への信頼を貶めるような報道内容の番組は、今も尚続いている。
経済学者の植草一秀氏は、自信のブログで、次のように述べていた。
テレビ朝日系列、日本テレビ系列のテレビ報道が、執拗に民主党攻撃の番組を編成しており、視聴に堪えない。
確かに。NHKやTBSは報道のトーンが変わってきた感じがするが、朝日は相変わらずだ。通常のニュース番組もそうだが、ワイドショーがひどい。今日(10/12)に見た朝のワイドショー「スーパーモーニング」は、ひどかった。
現在民主党は、そのマニフェストで掲げた政策を実現するための財源を捻出するため、前政権で決められた補正予算の見直しを行っている。その一つとして、全国のいくつかの高速度路の工事の凍結を決めた。しかし、これは未開通の高速道路の建設を止めたというものではない。既に開通していて、使用もされている高速道路を2車線から4車線にするといった拡張工事を止めたというものだ。
このことも含め、民主党の政策への対応を協議するために、10月9日に行われた全国知事会が開かれ、その模様や出席知事たちの発言が、無批判にスーパーモーニングの番組内で流された。紹介された知事の発言は、「民主党と言いながらぜんぜん“民主”じゃない」、「地方分権と言いながら地方の声を聞きこうとしない」、「乱暴だ」といったものばかり。発言が紹介されたのは、橋本大阪府知事や宮崎の東国原、千葉の森田健作のような自民党寄りの発言をずっと続けてきた知事、あるいはこれまでの自公政権の元、公共事業を次々に行ってきたような知事ばかりだ。そんな知事にばかり話を聞き、その発言を取り上げる。
衆議院選の直前、民主党の推薦を受け当選した静岡の川勝知事は、まさに直近の民意を受け、当選しているわけだが、彼の発言がマスコミで紹介されることはほとんどない。
スーパーモーニングのようなワイドショーで発言が取り上げられる知事たちは、本当に民意を語っているのだろうか?
確かに、知事も選挙で選ばれ当選したわけであるが、高速道路の4車線化など、特定の公共事業を進めることを争点として、選挙を行ったわけではあるまい。しかし、民主党はマニフェストに今後実行していく政策を掲げ、直近の民意を受け、政権を取った。地方も含めた国民の民意は、民主党の掲げる政策を実行してもらうことを期待している。
民主党は、その政策を実行するための原資として、公共事業の見直しや前政権補正予算を凍結することを選挙前から言っていた。それを承知のうえで、国民は現政権を選んだのだ。
「コンクリートから人へ」は、民主党のスローガンだが、多くの国民の願いでもある。
道路が4車線になれば、2車線より便利には違いない。しかし、田舎の道路をこれ以上良くするよりも、土建業界とは関係のない地方も含めた国民の多くは、子供手当や高等学校の実質無料化、年金や医療、雇用といったセイフティネットの再構築を望んでいる。
道路はもう自民党政権が十分すぎるほど作ってきた。特定の地域を取り上げればまだ十分でない場所もあるが、それはしかし、国民全体の生活よりも優先されるべきものなのか?道路が多少悪くても、子供を安心して産めて、教育にあまりにもお金がかかることを心配する必要のない社会、老後に不安を持たなくても良い社会の方が良いに決まっている。
ダムや高速道路といった公共事業を凍結しようとすると、利権を冒される連中が「民意を無視している」だの「地方の声を聞け」などと騒ぎ、そうした者たちの「声」ばかりがマスコミに取り上げられる。前原国交大臣に批判的な声ばかり放送される。しかし、そんな「声」にだまされてはいけない。民意は、民主党の政策を選んだのだ。
今までとは利益を受ける主体が変わること。それが政権交代だ。これまでは、国民生活が疲弊していく中で、一部の政治家や天下り官僚、大企業、土建業者らが利益を得てきた。これからは、そんな旧勢力ではなく、国民が利益を受ける主体にならなかればならない。民主党を中心とする現政権が完璧なものではないだろう。しかし、これまでの自公政権よりははるかにずっと良いものであること、圧倒的な民意を受けていることは間違いない。
最近読んだ本 脱貧困の経済学-日本はまだ変えられるに、「日本は再分配する前よりも、再分配後の方が、格差が大きい。再分配なんてしない方がましだ」とあった。
どういうことかというと、税金というのもは「所得の再分配」の役割を果たすものだ。累進課税等の措置により、豊かな者から貧しい者に所得を移転させ、それにより格差を小さくする役割を果たす。しかし、この日本では、90年代以降毎年のように富裕層の減税が行われ、一方でセイフティーネットはお粗末なまま。というよりむしろ後退している。
年収200万円以下の低所得者は、本来であれば“受け取る側”であるはずなのに、所得税、消費税、保険料負担が重すぎるために、“与える側”にさせられている。この国では、貧しい者から奪って豊かな者に与えているのだ。貧しい若者から奪って、豊かな老人に配っているともいえる。しかし、後者の場合は老人でも貧しい人びとは存在するし、状況は様々だ。だが、全体として、所得の再分配という機能がこの国の税のシステムでは果たされていない。
国の財政の逼迫の原因のは、高所得者に対する減税を行ったことも大きく影響しているという。
低所得者は、企業の論理により不安定な非正規雇用で搾取され、お粗末な税のシステムにより、国からもなけなしのお金を奪われる。このような状況変えければ、この国の将来がたいへん暗いものになってしまう。
今民主党が行っているダムや高速道路を始めとする公共事業の見直しは、そんな今の日本をまともな国に帰る一歩となるものだ。旧来の政治で得をしてきた連中の声ばかり報道するマスコミの言うことを信じてはいけない。民主党は、そんなマスコミ報道に影響されることなく、正しい所得の再移転ができる国に、この国を変える政治を行って欲しい。
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2009年10月13日
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カテゴリ: 政治の問題
大地を守る会「ベジタ」の中身を検証(09.9.25配送分)
大地を守る会の野菜セット「ベジタ」の2009年9月25日(金)配送の中身をここでは検証していく。その目的やベジタセットが何であるのか、使用農薬表示の見方等は、初回のベジタの検証記事に書いているので、そちらを参照して欲しい。
まず今回のベジタの総合的な評価を述べたい。
ダメだ。
まずくて高いセットだった。下の写真が今回配送のベジタの中身。
まず、今回配送のベジタセットの中身を、ベジタに入っていた「今日の野菜情報」を参照してご紹介する。
| 商品名 | 生産者 | 規格 | 農薬使用状況 |
|---|---|---|---|
| ごぼう | 農事組合法人 丸和 / 千葉県 | 250g | 有機 |
| 二十世紀(梨) | 福島わかば会 / 福島県 | 1個 | 虫2菌4混6(有2)~虫1菌6混5 |
| いんげん | 渡辺文男 / 福島県 | 1パック | 有機 |
| きゅうり | 福島わかば会/福島県 | 3本以上 | 無~菌1混4(有1) |
| ニラ | 無農薬生産組合 / 宮城県 | 1束 | 有機 |
| 甘長とうがらし | ケレスファーム / 高知県 | 1パック | 無 |
| 小松菜 | 三枝晃男 / 埼玉県 | 1束 | 無 |
09.9.25配送分ベジタの各品目ごとの評価
今回も前回に引き続き、ベジタのSセットという一番小さいサイズを購入した。その中身を、一つ一つ検証していきたい。
ごぼう
27cmくらいに切ったごぼうが3本、一つの袋い入っていた。大地のごぼうは1本のまま以前は入れていたが、切ったものが入っていた。私のところが自社配送外の地域で、ヤマト便(宅急便)で配送されるからかもしれない。
品質は良かった。ありがちな“ス”は入っていないし、つまり、中身がスカスカになっていないし、やたら太いゴボウでもない。味も良かった。ゴボウらしい香りがしておいしい。この品質であれば、文句はない。
二十世紀梨
非常にまずい梨だった。糖度が10度くらいしかないのではないか。甘くもなく、梨らしいおいしさがない。味見のために4分の1くらい食べて、あまりにもまずいので捨てた。
この商品の農薬表示「虫2菌4混6(有2)~虫1菌6混5」。
これの一体どこが「安全でおいしい」と言えるのか?もちろん、安全であるかないかということは、科学的には、農薬使用の多寡や有無のみで判断できるものではない。しかし、大地ではそのような科学的な根拠は横に置き、「低農薬」や農薬を使用しない(いわゆる「無農薬」)農産物であることを、「安全」と主張しているはずだ。「混6」とは混合剤6回を使用したことを意味する。こんなに使用して、はたして低農薬と言えるのだろうか?
おいしいのであればまだ許せるが、まずい。農薬使用も多い。広告内容とはかなり異なる商品だ。
「混○回、」という表示、そして大地の農薬の使用回数の表示には問題点がある。それについては、このページの下で詳しく解説している。
いんげん
これもまたまずかった。甘みもないし、みずみずしさもない。福島県の生産者なので、収穫の最後の方のものだろう。「有」という農薬表記だったので、一応認定を受けた有機農産物ということになる。「有機だからといって、おいしいとは限らない」と。実情を知っている人は良く言うが、これも「有機=おいしい」という消費者のイメージとは異なり、まずいインゲンだった。
きゅうり
まあまあの品質。すごくおいしいということはないが、まずいということもない。日持ちがあまりしなくて、すぐに中が茶色くなってしまったが、私の保管の仕方がまずかったせいかもしれない。しかし、同じ日にベジタに入っていた小松菜は、1週間以上経過してもほとんど悪くならなかった。小松菜よりきゅうりの方が痛みが早いものなのだろうか?ひょっとしたら鮮度の悪いきゅうりが入れられたかもしれないが、良く分からない。
ニラ
これはおいしいニラだった。ニラ特有の香りというか臭いがかなりして、ニラらしいニラ。鮮度も良かった。痛みやすいのですぐに食べた切りかったが、忙しかったりで1週間近く食べきれずに置いてしまったが、ごく一部がとけただけで、ほとんど悪くならなかった。品質の良いニラだった。
甘長とうがらし
甘長とうがらしというのは、細長いししとうのようなもの。これもまたまずかった。苦いだけ。「辛いものが混じるかもしれません」という言い訳が会員向け情報に書いてあったが、辛かったら商品としてダメなのではないか?もともとがどんな味の野菜なのかは良くわからないが、苦いだけだったら誰も好んで食べないだろう。作り方が悪いのだと思う。
おいしくないので小さく刻んでチャーハンに入れて消費したが、積極的に食べる気になれず、3分の1くらい捨てた。
小松菜
農薬使用表記の「無」は、表示違反。しかしながら、品質はとても良い小松菜だった。見た目はすごくきれいとはいえなかったが、味も濃くておいしいし、丈夫に元気に育っている感じがする。おひたしのような素材の善し悪しが良くわかる食べ方でも食べたが、おいしかった。
これもニラと同様、食べきれずに1週間くらい置いてしまった。最後の方は少ししおれたようになったが、水をかけて冷蔵庫に入れておいたら、元どおりシャキっとなった。元気な小松菜だった。これは十分に値段並みの価値はある。
総合評価
ニラと小松菜、ごぼうは良い評価ができる。買う価値があると思うが、あとは全部ダメ。7品目中4品目がたいした品質ではない。きゅうりはそこそこのものだったが、梨、甘長とうがらし、いんげんはひどかった。ベジタは配送料を入れれば1品あたり200~300円の金額になるが、今回のものは、とてもそんな価値はないと言える。
混合剤について
混合剤というのは、いくつかの農薬を混合したもののこと。今回配送のベジタでは、きゅうりと梨に使われている。
大地では、混合剤というのは、「殺菌剤1種類、殺虫剤1種類の混合」だということだが、他にも3種類の混合もあるし、殺虫なら殺虫という同じ目的の有効成分を複数混合した混合剤もある。大地では、「殺菌剤1種類、殺虫剤1種類の混合農薬」を1回使った場合には、「混1」という表記をする。今回のべジタの梨やきゅうりのように「混5」等の表記は、混合剤5回、すなわち、殺虫剤5回、殺菌剤5回、合計10回を使ったことを意味する。
混5などと書いてある横に、「(有)1」という表記がしてあることがあり、気になるので大地に確認した。これは混合剤を作っている薬剤のうち1つが、有機許可農薬であることを意味するという。今回の二十世紀梨の「虫2菌4混6(有2)」という農薬使用表示は、殺虫剤2回、殺菌剤2回、混合剤6回(殺虫・殺菌6回ずつ)、そして混合剤の中の農薬のうち2つが有機許可農薬であることを意味する。
しかし、この表記法は許されない。「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」で、混合剤は、それぞれの成分の使用回数を、成分ごとに表記することが決められている。「混6」が本当に、殺虫、殺菌の2種混合であるとするなら、「殺虫剤6回、殺菌剤6回」と表記する必要がある。
無農薬を意味するということで、今回の小松菜のように「無」という表示も大地ではいつまでも続けているが、「無農薬」やこれに類する表示も禁じられている。
このような表示の規則さえ守ることができないで、本当に「大地を守」れるのか?
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2009年10月08日
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カテゴリ: 大地を守る会
植草一秀氏が“勾留地”より帰還 ブログ再開
痴漢冤罪事件で有罪判決を受け、収監されていた経済学者の植草一秀氏が、2009年10月4日、勾留地より帰還した。その翌日よりブログの更新が始まった。出所後の初めての記事、皆様のご支援とご厚情に深く感謝申し上げますで、植草氏は次のように述べている。
昨日、勾留地より、無事帰還を果たしました。多くの皆様にご支援、ご心配、激励を賜りましたことに衷心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
不在中におきましても、本ブログを熱烈にご支援賜りまして誠にありがとうございました。また、多くの皆様から激励のお便り、お言葉を頂戴いたしまして感謝の気持ちに堪えません。
無実潔白の人間に対して、このような形で公権力が行使されたことに、強い憤りを感じます。
しかし、この世には無数の不条理と理不尽とが横たわっており、その一端を学ぶ機会を天が私に与えたものと理解しております。
氏の深い知識と洞察力で、我われに日本の政治状況の真実を伝えてくれるブログが再開されたことはたへん喜ばしいことだ。政権が交代した今になっても、マスコミの偏向ぶりや事実の歪曲報道が後を絶たないが、そんな中で、偏りのない真実の情報を届けてくれる植草氏のブログは、今の日本の現実を正しく理解するのに欠かせないものだと思う。ぜひ、今後ももっと多くの人に読んでいただきたい。
植草氏は国策捜査によって痴漢冤罪事件を仕立てられ、最高裁で懲役4ヶ月という不当な有罪判決を受けた。そして残りの勾留期日の2ヶ月ほどを刑務所で過ごすため、今年8月3日、収監された。植草一秀氏の刑事事件弁護団声明で、詳しくこの事件の模様や裁判の問題点が指摘されている。政権が代わり、司法制度にメスが入ることで、植草氏の無実が立証されることを心から願う。
植草氏は、ブログの中で政権交代を強く願ってきた。官僚、大企業の利益優先の従来の政治から、国民生活を第一に考える政治への転換を望んでいた。民主党が完璧なものだとは考えていないが、自公政権よりはるかに国民目線に近い、これまでの利権とも関係が薄い。今回の衆議院選挙は、政権交代を起こし、この国の政治を根本から変えるチャンスだった。世論調査の動向でも、民主党が政権を取る確率は、相当高いようにも思われた。結果は民主党が予想を上回る大勝。自公が大敗する結果となった。
心待ちにしていた政権交代の瞬間に植草氏が立ち会うことができなかった悔しさは、いかばかりか。今後は勾留地の中で考えていた今回の政権交代の意味を、「文章として整理し、何らかの方法で世に問うことを検討して」いるということ。どのようなものを発表してくれるのか、期待をしたい。
植草氏は、再開されたブログの中で、相変わらずのマスコミ報道の偏向ぶりを指摘している。特にテレビ朝日系列、日本テレビ系列の報道が、の執拗な民主党攻撃の質の悪さには、見るに堪えないと言っている。確かに。NHKは少し良くなった気がするが、地上波の民放テレビは相変わらず民主党の足を引っ張ろうとしているように見える報道が多い。
たとば本日9月7日放送のTBS「朝ズバ!」では、民主党政権が赤字国債の発行を検討していることに対し、「選挙前と鳩山総理の言っていることが違う」とネチネチとやっていた。民主党が赤字国債の発行を検討しているのは、来年度の税収が5兆円ほど当初の見込みより不足するためだ。
「無駄遣いを行ったうえで赤字を発行して国の赤字を増やし、最後に国民にその負担を求める。そんな政治は終わりにしようじゃありませんか。」という内容の鳩山総理が選挙前に行った演説を流して、矛盾したことを言ってるという報道をしていたが、違うだろう。税収が当初の見込みより減るのは、景気の問題ももちろんあるが、前政権の経済政策の失敗だ。赤字国債の発行を続け、国の借金を増やし続けたのは、民主党ではない。自民党政権だ。非難されるべきは、これまで日本の政治・経済を動かしてきた自公政権の方だろう。
植草氏は、質の低下しているテレビに変わって、インターネットや単行本の存在が、国民の意識を変え、マスコミ報道に流されずに冷静な判断ができるようになり、今回の政権交代を実現させたと言っている。そのとおりだろう。連日、民主党のイメージを低下させるような報道が繰り返されているが、一部の利害関係者以外、国民は冷静に判断をしているように見える。インターネット、そして単行本の両方で、植草氏は私たちに真実の情報を伝えてれている。
植草氏の痴漢冤罪事件について、冤罪ではなく、本当に植草氏がやったと思っている人たちもいまだに多いが、氏の著書 知られざる真実―勾留地にて―を読んでいただければ、そのような人ではないことが良く分かる。巻末には、今回の逮捕・有罪判決を受けるに至った経緯が、警察の捜査や司法の問題点とともに詳しく書かれている。
冤罪事件の説明のために書いた本ではなく、やはりこの本も、日本という国をどのような人物たちが動かしていているのか、どんな問題があるのかを、国民の視点で分析し、伝えてくれているものだ。植草氏の人柄や、国を、そしてこの国の人々を思う気持ちが伝わってくる良書だ。
植草氏の今後のますますのご活躍に期待をしたい。
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2009年10月07日
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カテゴリ: この世界の真実








